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神棚の処分方法4選・費用相場|交換・お供えの処分についても解説

神棚の処分方法4選・費用相場|交換・お供えの処分についても解説

神棚の処分は、大きく分けて4つの方法があります。神社に依頼する形が主流ですが、選ぶ方法によって費用は大きく変動します。
このページでは、神棚の処分・交換タイミングと方法、費用相場などを具体的に解説します。また、神具やお供え(お米や塩)の処分方法についても触れています。

神棚を処分・交換するタイミングはいつ?

壁に祀られた伝統的な神棚

神棚の処分・交換タイミングに絶対的な決まりはなく、基本的にはいつでも問題はありませんが、一般的な目安が4つありますので以下にご紹介します。

1.汚れや痛みが出てきた時

神道では、神様をお祀りする場所は常に清浄で新しくあるべきとする考えがあります。購入から5年~10年を目安に、汚れや傷みが出てきたタイミングで古い神棚を処分して、新しい神棚に交換(買い替え)されるとよいでしょう。

>>神棚の交換方法について詳しくはこちら

2.住宅環境が変化した時

引越しや家の建て替え(改築、新築)、リフォームなど、住宅環境に変化があったタイミングで神棚を処分したり新しく交換したりするケースも一般的です。人間の住まいを新しくした際には、神様が住まう神棚も同じタイミングで新しくするのが望ましいとされています。
また、引越しに伴い新居に神棚を置くスペースがないなどの理由から、神棚を処分してコンパクトなモダン神棚に買い替える方も増えています。

>>マンションに合うモダンな神棚の選び方はこちら

3.心機一転したい時

悪いことが続いて気分が滅入ってしまった時や、新しく気持ちを切り替えたい時などに、神棚を処分・買い替えを行うのもおすすめです。

4.式年遷宮が行われる時

伊勢神宮では、神様は常に新しい神殿でお迎えするべきという考えから、20年に一度を目安にお宮を造り替える「式年遷宮」が執り行われます。一般家庭でも、この式年遷宮のタイミングに合わせてお買い替えをされる方もいらっしゃいます。

4つの処分方法・費用相場

祈祷を行う神主

神棚は、神社への持ち込みをはじめとして様々な処分方法があり、費用相場は【無料~3万円程度】と処分の方法によって大きく変動します。以下に、神棚の具体的な4つの処分方法と選び方、費用相場を詳しく解説します。

1.神社に依頼して処分する

神棚処分で一般的なのは、神社に処分を依頼する方法です。神社に依頼する場合には更に3つの選択肢がありますので、以下にご紹介します。

①神社にお焚き上げを依頼する(場合によっては祈祷も依頼)

【相場:5,000円~数万円程度】 ※神社によって大きく異なります。

神社に依頼する際は、まずは近隣神社の社務所に連絡し、神棚の処分(お焚き上げ)が可能か確認しましょう。その際に、お焚き上げ費用や頻度(月1回・2ヶ月に1回など)、神具も処分可能かなども併せて確認を取ると安心です。
※神社によっては郵送対応が可能な場合もございます。

「魂が宿るのは神棚本体ではなくお札のみ」という考えが一般的ですが、購入時(設置時)に魂入れの儀式を行っている場合は、お焚き上げの前に祈祷(魂抜きの儀式)も必要になりますので注意しましょう。神棚の祈祷は、神社によって直接持ち込む場合と自宅まで来ていただける場合があります。

②神社の納札所(のうさつじょ)に納める

【相場:1,000円~】 ※神社によって異なります。お支払いの際は、設置されている賽銭箱にお納めする形が一般的です。

神社の納札所は、基本的にお札やお守りをお返しする場所ですが、神社によっては神棚も受け付けている場合もあります。神棚も可能かどうかは事前に確認しましょう。

③神社で行われるどんど焼きに持ち込む

【相場:1,000円~3,000円程度】 ※神社によって異なります。

「どんど焼き」は、毎年1月15日ごろ(小正月)に行われる火祭りで、お札や神棚、お守り、正月飾りなどのお焚き上げが行われます。神社によって受付方法やお焚き上げの範囲は異なりますので、事前に確認してから持ち込みましょう。

■神社にお支払いする際のマナー

お焚き上げや祈祷の代金を神社にお支払いする際は、水引の付いていない無地の白封筒に入れてお渡しします。封筒の表書きは、「玉串料(たまぐしりょう)」や「初穂料(はつほりょう)」、「御焚上料」と書く場合が一般的です。

■お焚き上げについて詳しくはこちら

お焚き上げとは?費用や対象品を解説

お焚き上げの意味、依頼先と費用、対象品、タイミング、お焚き上げの代替法を詳しく解説しています。

2.神棚・仏壇仏具の販売店に引き取り依頼をする

【相場:5,000~30,000円程度】 ※販売店や神棚のサイズによっても大きく異なります。

神棚の販売店では、古い神棚の引き取りも行っている場合もあります。神棚の買い替えを検討している方は、古い神棚の引取りと新規購入を同時に済ませることができるのでおすすめです。

はせがわの供養引き取りサービス

お仏壇のはせがわでは、神棚や神具のご供養も承っています。ご供養ののちは、できる限り再生利用することで、環境への貢献活動を行っています。
サービス費用は、はせがわにて新しく神棚をお買い替えの場合は5,500円(税込)、神棚のお引取りのみの場合は11,000円(税込)です。神具(段ボール1箱分を目安)も同価格でお引き取りが可能です。※サイズの大きさや設置状況によって追加費用が発生することがあります。

ご依頼の際は、はせがわの各店舗までご相談ください。ご来店時は、事前に下記内容をご確認・ご準備いただけますとスムーズなご対応が可能です。

  • 神棚の寸法(高さ×幅×奥行)
  • 神棚の外観写真(スマートフォンなどでご撮影ください)
  • お引き取りする神具の有無
  • 神棚が現在設置されている場所の情報(搬出する扉の幅や、2階であれば階段の幅など)

>>最寄りのはせがわ店舗でのご相談はこちら

3.不用品回収業者・遺品整理業者に依頼する

【相場:要相談】 ※依頼先によって大きく異なります。

全国の不用品回収業者や遺品整理業者への依頼も可能です。ただし、大切にお祀りしてきた神棚が、他の不法投棄等で回収したものと一緒に扱われてしまう場合もありますので、複数社を検討の上で任せても問題ない業者を選びましょう。
※神棚のお焚き上げはしてもらえないため、購入時に魂入れをした場合は、神社に依頼して事前に魂抜きを済ませておく必要があります。

4.自治体のごみとして処分する

【相場:無料~1,000円程度】 ※自治体によって異なります。

業者への依頼と同様、魂が入っていない状態であれば、各自治体で定められた廃棄物として処分することも可能です。小さければ可燃ごみ、大きければ粗大ごみとして処分する形が多いですが、自治体によってルールが異なりますのでご注意ください。

可燃ごみとして出す場合は、塩を振ってお清めしてから出すのがマナーとされています。

■処分する前には、感謝を込めて神棚を掃除しましょう

どのような処分方法でも、今まで家族を見守ってくださったことへの感謝の気持ちを込めて、最後に掃除をして清めるのがマナーです。埃をかぶったまま預けるのは失礼にあたりますので気を付けましょう。
神棚を掃除する際は、事前に手や口を清めてから一礼し、神具をやお札を外してから綺麗な布や毛ばたきで汚れを取り除きます。掃除が終わったら、神具とお札を元に戻して一礼して完了となります。

※人間の息は不浄とされており、息がお札にかからないように白い和紙をくわえた状態で取り出すのがマナーです。

新しい神棚への交換方法と5つの手順

お参りをする人物の手元

今ある神棚を処分して新しいものに交換する場合は、基本的には今お祀りしているお札や神具はそのままお使いいただけますので、神棚のみの処分となります。
ただし、もし心機一転してお札や神具も一緒に買い替えたいという場合は、同じタイミングで交換いただいても問題ございません。

>>お札の処分について詳しくはこちら

【神棚を交換する5つの手順】

  1. 事前に神棚を掃除しておく
  2. 神棚にお参りしたら、お札・神具・お供えを取り外し、神棚を棚板から下ろす
  3. 神棚を処分(お焚き上げ)する ※必要であれば、事前に魂抜きの祈祷も実施
  4. 神棚を新しく購入し、自宅に設置する
  5. お札を納め、神具やお供えを配置する

神棚以外(お札・神具・お供え)の処分方法

神棚に供えられたお供え物

神棚にお祀りしているお札、神具(お飾り)、日々のお供え物(お米や塩)を処分する際にもマナーがありますので、以下に解説いたします。正しい処分方法に基づいて、神様に失礼のないようにしましょう。

お札の処分

お札には神様が宿っているという考えがあるため、神社の納札所(古札返納所)やどんど焼きに持ち込む形でのみ処分(返納)が可能です。お札をお返しする際は、むき身のままではなく白い半紙などに包んで持って行きましょう。
処分費用は、神社によって異なりますが数百円程度の場合が多く、設置されている賽銭箱に納める形が一般的です。

基本は授かった神社にお返しするのが望ましいですが、神社が遠方であったり授かり元が不明である場合などは別の神社でも問題はございません。

■神棚のお札について詳しくはこちら

神棚のお札の祀り方・交換ページのサムネイル画像

【図解付き】神棚のお札の並べ方とは?お札だけ祀ってもいいの?

米・塩・榊など、神棚のお供えに必要な物のご紹介や置き方、お供えのタイミングなど、神棚のお供えの基本を解説したページです。

お供え(米・塩・酒・榊など)の処分

神様へ一度お供えしたもの(米・塩・酒、お菓子など)は、できれば処分せずに料理に使用するなどしていただくのがマナーです。長期間そのままにしたりせず、傷まないうちに下げるようにしましょう。 榊については、塩で清めて白紙に包んで可燃物として処分いただき問題ありません。

お供えのお下がりは「撤下神饌(てっかしんせん)」とも呼ばれ、神様の神気が宿った大変縁起の良いものとされています。

■神棚のお供え物について詳しくはこちら

神棚のお供え物ページのサムネイル画像

神具などお供え物はどう飾る?神棚の祀り方(配置)について解説

神棚のお供えに必要なもの(お米・お塩・お水、榊など)、置き方、お供えタイミングなど、神棚のお供え物に関する基礎知識を解説したページです。

神具(陶器類・金属類・神鏡)の処分

お供えに使用する器(陶器類・金属類)や神鏡は、不燃物にあたるためお焚き上げはできませんが、神社によっては引き取り可能な場合もありますので、まずはお近くの神社にご相談ください。
もし神社での処分が難しければ、神棚・仏具販売店に依頼して引き取ってもらう、塩を振って清めた後に自治体のごみとして処分するなどの方法があります。

お仏壇のはせがわでも神具の引き取りを承っておりますので、お困りの際はご相談ください。
>>はせがわの神具引き取りについて詳しくはこちら

神棚は絶対に必要?買い替えるべき?

神社の鳥居

場合によっては、今ある神棚を処分するだけでなく、新しい神棚に買い替えるべきか悩んでいる方もいるかもしれません。最後に、神棚を祀る意味や必要性、買い替えるにあたっての基礎知識を簡単に解説します。
また、マンションでもコンパクトに飾ることができる、おすすめのモダン神棚・お札立てもご紹介しています。

神棚の必要性とは?

結論、神棚は絶対になくてはならないものという訳ではありませんが、心の豊かさを育むためにも、可能であればご自宅にお祀りされることをおすすめします。
神様への感謝や祈願は近隣の神社でも行うことはできますが、神棚へのお参りやお供え、お手入れを通じて神様を大切にする行為が敬いの心を育んでくれるものとしても考えられています。

おすすめのモダン神棚・お札立て4選

引越し先がマンションで置くスペースがない、デザインが合わないなどの理由から処分を検討している場合は、洋室のインテリアにもマッチするコンパクトなモダン神棚もおすすめです。また、場合によってはお札だけを単体でお祀りする「お札立て」も便利です。
以下に、おすすめのモダン神棚・お札立てをご紹介いたします。

>>マンションに合うモダンな神棚の選び方はこちら

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